外国人の母国の就労文化を知ろうシリーズ。今回は「ネパール」です。
現地に日本語学校も多く、日本での就労を目指して勉学に励む若者が多い国。
ネパール人とより良く協働するために、彼らの母国の就労文化を知ることは大切です。
ネパールの就労文化のポイントはこちらです。
ネパールの就労文化のポイント
・事業主は粗利益の10%を従業員たちにボーナスとして支給しなければならない
・3年以上勤務した従業員には退職金を支払わなければならない
・有給休暇を1年で20日付与しなければならない
目次
土曜日が法定休日
週休1日制で、土曜日が、日本にとっての日曜日にあたります。
官公庁や銀行等も土曜日が休み。
ネパール人の外国人職員は、日本で土曜日に仕事するときに何か新鮮な感じがするでしょうね。
労働時間は週48時間
労働時間は1日8時間、週48時間。
1日5時間以上連続して働く場合は30分休憩を入れる義務があります。
残業時間の制限
残業は1日最大4時間で、週24時間を超えてはなりません。
時間外労働は通常の1.5倍を支給。
労働法が適用される企業の要件
かつて労働法が適用される企業は、従業員が10名以上いる場合のみでした。
しかし、現在ではその制限はなくなっています。
従業員の数に応じて義務付けの措置は異なってきます。
事業主が従業員に対して負う義務
事業主が負う義務
・粗利益の10%をボーナスとして支給する
・3年以上勤務した従業員に退職金を支払う
・有給休暇を1年で20日付与する
・産休、育児手当を支給する
・祭事手当を支給する
粗利益の10%をボーナス支給!有給休暇が1年で20日付与!ネパールならではですね。