外国人が日本に入国する際、空港で入国手続きをします。
でも、このコロナ禍の中、手続きには長時間を要します。
そんな手続きを事前に済ませられるシステムが「MY SOS」と「Visit Japan Web」でした。
それが、11月から一本化されることになりました。
・11月から事前入国手続きをVisit Japan Webに一本化
・11月14日でMY SOSは終了
・MY SOSの機能がVisit Japan Webで可能に
外国人の入国手続きについて画期的な動きです。
外国人の受け入れサポート機関や雇用企業の皆様、ぜひチェックしてください。
それでは、詳しく見ていきましょう。
初心者でもわかりやすく解説していきます。
ファストトラック・MYSOS・VisitJapanWebとか…。入国の手続きに関するニュースなどで言葉は見かけたことがありますけど、具体的にどんなシステムなのかは知りませんでした
初心者の方にも分かりやすく解説します。下記で見ていきましょう!
事前入国手続き「MY SOS」「VisitJapanWeb」
外国人が日本に入国する際、空港で入国手続きを経て、その審査を通ることができたら、入国できます。
でも、コロナ禍になったことで、ワクチン接種3回したことの証明や、直前にPCR検査を受けて陰性を確認していることの証明など、入国手続きに長時間を要するようになりました。
そこで、そういった空港での入国手続きの大部分を、日本に来る前に事前に済ませられるシステムが設けられました。
それが、下記です。
・アプリ「MY SOS」
・Web「Visit Japan Web」
各サービスの違いとは?
2つのパターンの違いは、まずアプリでやるか、Webでやるかの違いです。
そして、MY SOSは、検疫手続き、いわゆる「ファストトラック」ができます。Visit Japan Webはできません。
Visit Japan Webは、税関申告ができます。これは、MY SOSにはできません。
どちらかというと、MY SOSの方が、税関申告こそできませんが、Visit Japan Webと比べて、出来る機能が多くありました。
デジタル担当大臣が一元化を発表
そんななか、10月18日、デジタル担当大臣が、Visit Japan WebにMY SOSを統合する、と発表しました。
いわば、これまで、入国の事前手続きとして2つのパターンが共存していましたが、それを「Visit Japan Web」に一本化する、ということです。
MY SOSは11月14日に終了
アプリ「MY SOS」は、11月14日に提供を終了するとのことです。
そして、そのMY SOSで出来ていた機能をVisit Japan Webに加えるとのこと。
つまり、Visit Japan Webで検疫手続(ファストトラック)が利用できるようになる、ということです。
Visit Japan Webに11月1日からMY SOSの機能を追加
Visit Japan Webで上記の機能が追加されるのは、11月1日からです。
アプリ「MY SOS」は11月14日に提供が終了になるので、11月14日以降に入国する人は、事前に入国手続きをするときにはVisit Japan Webで行ってください、と厚生労働省のホームページでアナウンスされています。
これからは、事前に入国手続きをするのは「Visit Japan Web」のみに一本化されるわけですが、大臣はこのVisit Japan Webに税関・入管などの手続きに必要なものも加えていき、様々な手続きを一元化していく方針も示しています。
入国の手続きって多岐にわたって分かりづらく難しい印象があります。
これから分かり易く一元化されていきそうですね。一方で、これから制度など手続きに関するルールがこれまでとはどんどん変更されていくことになるでしょう。しっかり政府からのアナウンスをチェックしていかなければなりませんね!
Visit Japan Web利用可能な空港一覧
ちなみに、Visit Japan Webが利用できる空港は、下記の空港です。
・成田国際空港
・羽田空港
・関西国際空港
・中部国際空港
・福岡空港
・新千年空港
・那覇空港